なぜ子どもにとって片づけが大事なのか?子どものころに習慣づけよう!

子育て

大人にとって子育てしていくうえで問題となってくるのが『片づけ』です。

子どもはおもちゃを出したら出しっぱなし、それを大人が片づける・・・の繰り返しということはみなさん経験があるのではないでしょうか?

子どもの部屋の片づけ方・上手に行える手法に関してはこのブログを参考にしてみてください。↓↓↓

超簡単!子どものお部屋のお片付けも視覚化で上手くできる!
子どもが片付けを上手にできるようになる仕組みと使い方をご紹介しています。ちょっと工夫することで子どもへの指摘が多くならず、お互い良い気持ちで片付けに取り組むことができます。

今回はどうして片づけが行えないのか?子どものころに片づけができないとどんなデメリットが生じるのか?というところを解説していきたいと思います。

先に結果を書きますね。

大人になる前に片付けが習慣化されて行わなければ将来大きくなった子どもはゴミ屋敷で過ごし、素行も悪くなり、犯罪に巻き込まれるリスクが上がります。片づけと犯罪って全く関係ないように思われますが、関係しているんですね。なのでこれから解説していこうと思います。

片づけがどうして行えないのか?

こどもは基本的に片づけが苦手です。なぜ苦手か?というと一つ目にやり方がわからないという点があります。

どこに何を片づけていいかがわからない。わかっているようでわかっていないんですね。場所も決まっていないのでいつも整理されることなく雑然と置いてあることが多くあります。この問題を解決するには過去のブログを見ていただければと思います。

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次に、遊んでいても違うことに興味を惹かれてしまい、そちらに興味が移ってしまうということです。

遊んだら片づけをするというルールを作ったとしても、そのルールを忘れてしまい、興味が移ってしまうと前に遊んでいたおもちゃはそのまま放置・・・

そして、また違う興味に惹かれて今まで遊んでいたおもちゃはそのまま放置・・・

この循環で部屋はどんどん散らかります。そして親が片づけます。

これを解決する方法は、『遊ぶ範囲を決める』ということも効果的です。

この範囲からおもちゃが出てしまったら、一度片づけてから遊ぶこともわかりやすくて良いかと思います。この解決方法以外にもたくさんご自宅でやっていることは各家庭であるかと思います。

まずは子どもにとってわかりやすいルールや、やり方を設定することから始めると良いです。

片づけが行えないと生じるデメリット

ここでお伝えしたいのは、子どもの頃から整理整頓できる習慣がないとゴミ屋敷で生活することになり、素行が悪くなり、犯罪に巻き込まれたり巻き込んだりしてしまうことになります。

片づけと犯罪ってあんまり関係ないよね?って、思ってしまいますよね。

はい、これから2つにわけてお伝えします。

家庭環境

まずは一つ目。これは大人にまつわる話しですが、家の中が汚い・散らかっている家庭環境で育つと、子どもにとってはその環境が落ち着く環境に変わってしまうのです。

きれいな環境で子ども時代を過ごすと、部屋が汚れていると落ち着かない環境になってしまいます。

これは120%そうなります。

整理整頓されていない家で育ち、散らかっている家の中で生活してきた人は、ある年齢で、何かをきっかけにして『部屋の整理整頓を行おう』と思わないかぎり散らかったままの生活で最悪ごみ屋敷まっしぐらです!

よくテレビの企画で芸能人の部屋が散らかっていたり、ごみが散乱している場面を見ることがありますよね。そこをお掃除芸人がきれいにして行くみたいな・・・

テレビの企画なのでその芸能人さんの部屋がいつも汚れているか分かりませんし、その方の育ちなんかも分からないので何とも言えませんが、要は本当に将来的に子どもが自立して家を出て一人暮らしなんかを始めたときに、ごみ屋敷化してしまうということです。

一人暮らしはなんでも自由ですし、自分なりに部屋の中をアレンジすることでしょう。そのお子さんが整理整頓されていない家庭で育つと、そのお子さんも自分の安心した環境を一人暮らしで作り出すわけですから、整理整頓されていない安心した部屋を作り出すことでしょう。

どうでしょう?あんな部屋で将来大きくなった子どもが住んでいるとしたら・・・。ゾッとします。

ただ、そこは大人の役割です。幼い頃から片付ける習慣化・きれいを保てるようにしておかなかれば、

『汚い部屋=自分の安心する場所』 となってしまうのです。

割れ窓理論

2つめは割れ窓理論です。

簡単に説明すると、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないというサインになり、犯罪を起こしやすい環境を作り出し、落書き・ポイ捨て・軽犯罪が起こるようになり、モラルが低下していくというものです。

この理論が提唱されたことで、落書きや軽犯罪の取り締まり・ボランティア団体による町の清掃等を行うことによって犯罪が減り、治安が回復したとまで言われています。

この理論のように、家の中がある程度整っていなければ、

子どもにとっても家の中は、ごみは散乱させておいて良いと思ってしまう → 子どもにとっては落ち着かない環境 → 散乱している方が落ち着く環境 → 将来一人暮らしをしたらごみ屋敷!モラルが低下して軽犯罪を繰り返す→大きな犯罪へと繋がっていく

となってしまうわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

子どもが幼いうちに片づけを身につけなければならない要素はわかったと思います。また、大人がしっかり配慮して家の中をきれいにしておかなければならないこともわかったかと思います。

これは私の経験です。

ごみ屋敷のような場所に住んでいたお子さんが、急にきれいな部屋で生活し出すと落ち着かなくなりました。その子はごみ屋敷で長年住んできたため、ごみが散乱していることが当たり前だったのでしょう。そんな環境で過ごしてきたのだから、落ち着かなくなるのは仕方ないと思いました。しかし、その子には少しづつプログラムを組んで何とか、整理整頓が行えるようになり、『きれいな部屋=落ち着ける場所』 という認識を持ってもらえるようになりました。

こんな例の子どもは何人も見てきました。その中には最後まで整理整頓が難しかった子どももいました。

一度習慣づいてしまったことを変えるのはとても大変な作業で、時間も労力も半端なくかかります。スモールステップで進まなければならず、進歩の度合いが分かりにくいという点も上げられます。そして途中で大人側があきらめてしまうこともあります。

なので本当に小さいころ(2歳くらいから)お片付けはやらせることを本当におすすめします。

ネガティブなことばかり説明しましたが、要はこの逆をやればいいんです。

・子どもにはしっかり片づける習慣をつけさせる
・大人は子どもが過ごす環境下では整理整頓しておく

このことをしっかり行っていれば、大丈夫!

いつも言いますが、すぐに何でもできるわけではありませんので、少しづつスモールステップで頑張りましょう。

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