子どもの習慣化をゲーム化して楽しく身につけよう!ミニボードゲーム編

ボードゲーム 習慣化習慣化

前回、ゲームを用いた習慣化のテクニックと、我が家で行っている習慣化のテクニックをご紹介しましたが、今回はまた新たな内容となっていますので、是非前回投稿分も見ていただければと思います。

それでは進めていきましょう。

ゲームはハマればハマるほど行ってしまいますね。このハマっているときの感情と、どうしてハマるのかをご紹介していきたいと思います。

そのハマっていることを利用して子どもが楽しく習慣化できるようにしていくというのが狙いです。

ハマっているときの感情とは?

ゲームのやる気とかモチベーションはどこから来るのか?ということですが、

勉強とか自分のきらいな日課とかはなかなか続かないのに、ゲームなら続けられることってありますよね。興味のないゲームでもちょっとやれば『あっ、おもしろい』ってなります。

これは、達成感や報酬が関係しています。

脳の中には達成感や報酬系に関わる部位があり、ここを刺激される活動をすると、『うわ、おもしろい!もっとやりたい』となるわけです。『もっとやりたい!』という感覚があるということが報酬系を刺激されている状態です。

ドーパミンと言われるホルモンがありますが、ドーパミンは期待のホルモンです。『もっとほしい・もうちょっと頑張ったら・もう少しなにかしたら・もう少し手に入れられたら』幸せになりそうな気がする・・・というように行動への期待を作ってくれるのがドーパミンというホルモンなんです。

そのドーパミンをガンガン出すことができるようにゲームクリエーターの方は考えて行っているんですね。面白いゲームができれば脳の報酬系を刺激され、達成感を刺激されることによって『もっとやりたい』という感じになっていくわけですね。

冷静に考えて、非現実の世界のゲームでお金持ちになって喜んだり、レアなアイテムが手に入ったりしても、現実ではお金持ちにもなっていなければ、現実社会で使えるアイテムなんてものもないですね。

子どもがのめり込んでまでやるゲームを、子どもの学習や習慣化に応用します!!

ミニボードゲームのやり方は?

まずは我が家のように色々な項目を設定する必要はありません。(前回投稿参照)最初は1日のうちにどれか一つでかまわないので、子どもに習慣にしてほしいことを決めます。これは、本当に小さいことでも良いです。

例えば、『家に帰ってきたら手を洗う・脱いだ靴はそろえる・帰ってきたら学校の宿題をやる・前の日のうちに学校の準備をする・・・』等々まだまだ無限に出てきそうですが、これをゲーム化していきます。

用意する物として適当な紙にボードゲームを作ってみてください。あとはサイコロ。サイコロなければトランプとかでも結構です。ボードゲームはきれいに作る必要はありません。5分以内ぐらいでできる物で十分です。(時間があれば子どもの喜ぶ画像なんかも添付するととてもやる気になります。)適当で良いと言った理由は、大人の負担を減らすためです。めちゃくちゃこだわって作っても子どもが乗ってこなければこの手法は難しく、手をかければ、かけた分だけ大人が落胆して、うちの子は何をやってもダメだ・・・と考えてほしくないからです。手をかけるのは1回目のスゴロクが無事にゴールまでたどり着いたら、手をかけて行うことをおすすめします。

スゴロクはちょっと長いものにしてみてください。30マス~50マスくらいに設定しておきます。

こんな感じです。

すごろく

私は手書きだと上手くいかないのでパソコンでやりましたが、手書きでも全然良いです。

次に、何個か上記の例でも良いですが別のことでも良いです。最初は短時間ですぐに終わることの方が、達成感がすぐに味わえて良いので、子どもにとって簡単だけど習慣化させたい項目を準備しておいて、子どもが何に取り組みたいか?または取り組めそうかを確認します。すべて嫌だと言われるかもしれませんが、まずは一つ設定してみてください。

ボードゲームはアレンジ次第でこんな感じになります。

 

ボードゲーム 習慣化

私はこんな感じにアレンジしてみました。

やり方を説明します。

ルールは簡単。あらかじめ決めたやることをクリアーできたら子どもに一回サイコロを振ってもらいます。そしてゴールを目指す!これだけです。簡単でしょ。

このボードゲームにはモチベーションを高めてくれる様々な仕掛けが用意されています。

まずは最初の日には成功体験・進んだ実感を感じてもらうために、2の目が出たら『1マス進む』というもののみ入っています。

次の日行えたらまたサイコロを振ります。ここからがポイント!

ボードゲーム 習慣化

『2マス戻る』というのを一つ入れています。誰でもゴールに向かっているのに戻りたくないですよね。

ここが普通のポイント表と違うところです。

2マス戻るというのはいわゆる軽い罰ゲームみたいなものです。これを入れてあげることによって異常にサイコロを振る際の高揚感が高まります。高揚感が高まるということは、先ほど紹介したドーパミンが出るわけですね。

先ほど紹介した通りドーパミンは期待のホルモンです。子どもでも大人でも『○○が出てしまったら戻ってしまう、○○でるな○○出るな!!』と思ってサイコロを振るわけです。これが楽しいのです。このドキドキ感がドーパミンを出すのです。そして『2マス戻る』のところに止まってしまっても、止まらなくても、明日も『やることをやって早くサイコロを振りたい!!』となるわけです。もうドーパミンが出ている状態ですね。この期待感を作るのが罰ゲームです。テレビゲームでもすべてうまく行くゲームなんて楽しいですか?何度も苦労してステージをクリアーするので面白いのです。

もう一つポイントがあります。お手伝いポイントです。これはお手伝いを一つやればボーナスとして1マス進めるというように設定しておきます。子どもは早くゴールしたいのでお手伝いをしてくれると思います。このお手伝いは子どもに決めてもらうほうが良いでしょう。

このボードゲームは子どもがボードゲームをしているうちに習慣化を図るということを目的としているので、お手伝いも子どもが設定した方が良いと思います。大人が何かやってほしいことがあるのであれば、何個かお手伝いを紙に書いて箱の中に入れて一つ選んでもらうでも良いでしょう。

大人が気になるのは、ゴールした時のご褒美ですよね。どの程度のものを設定すればよいのか・・・。

これは1週間に1度できる・もらえるくらいのボーナスで良いと思います。一時期、我が家でこれを行ったときに、ご褒美をおもちゃにしてしまい、失敗しました。なぜ失敗したかというと、1回ゴールしてご褒美をもらうと大人は必然的にちょっとずつ難易度を上げますよね。子どもも同じようにご褒美の金額が上がっていきます。より難易度を求めていくのがゲームの特徴です。なのでそこはご家庭で相談してみてください。

まとめ

このように子どもがやる気になるアイテムはたくさんあります。これはボードゲームに限ったことではなく、やり方次第では本当にたくさんあります。

しつこいようですが、下記には十分注意してください。

最初から色々と項目を入れすぎない。

このことには十分注意してください。

これがハマれば同じ手法でどんどん項目を増やすことができます。

子どもの習慣化を楽しく目指したいのであれば是非試してみてください。

また、このことで質問があれば是非教えてください。

大人はゲームクリエーターです。いかに子どもを楽しませるか?たくさん考えて楽しんでください。

 

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