子どもは褒めれば伸びる!その通りだといつも思います。子どもじゃなくとも大人も誰かに褒められたり認められるとうれしくなりますよね。
この世の中で子どもたちへの褒めのテクニックはたくさんあります。
今回はその中の一つをご紹介したいと思います。
子どもを褒めるとどうなる?
人間は誰しも認められたいという思いが強いですね。子どもも大人に褒められたい・認められたいという思いを強く持っています。子どもは良い行動を褒められると、その行為が徐々に自信に繋がり、良い行動が習慣化していきます。
といっても、褒めたところでその場限りで定着なんかしないし、やってほしくない行動ばかりするという方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
私もこんなこと書いていますが、同意見でした!
子どもの年齢にもよりますが、特に2歳~5歳くらいまでは、大人がやってほしくない行動ばかりやってますよね。褒めるどころか大人は、『○○してはいけません!○○しちゃダメだって言ったでしょ!何回言ったらわかるの!』なんてことばかり言っていると思います。(過去の我が家)
子どもが良い行動を褒められるときは、【良い行動をとった時】だけです。それでは良い行動を続けるといったことは難しいですし、1回褒めればよい行動が続くと思うのは見当違いです。良い行動を続けさせたいのであれば、コツコツちょっとずつ行わなければなりません。そして褒め方を間違うと、良い行動を続けなくなってしまう可能性すらあるわけです。コツコツちょっとずつやるのに間違った方向に進みたくないですよね。
子どもの良くない褒め方とは?
子どもの良くない褒め方なんて、あまり聞いたことがないですよね。ここでは良くない褒め方と良くない褒め方をするとどのような影響を及ぼすのかを解説します。
それは、子どもの好きなことをやっている場面において、その行為を褒めない。ということです。相手が好きでやっていることには褒めないということです。悪いうわけではないのですが、逆効果になる可能性が高いです。
人間は、自分の好きなことをやっている場面においてその行為を褒められると、かえってモチベーションが下がる傾向にあります。
えっ?なんで?と思われる方もいるでしょう。
例えば
子どもが毎日好きで自発的に絵を描いています。
そこで大人はめちゃくちゃ褒め『絵を上手くかけたらご褒美をあげるよ』と話します。
こどもは自分の好きなことをやっているときに、めちゃくちゃ褒められたり、ご褒美をあげるよと言われると子どもは、きっと大人にとって都合のいいことだろうと考え、自分にとってはそんなに楽しいことではないのではないか?と考えてしまうんです。そのせいでモチベーションが下がる可能性があります。
この事例において、良い褒め方の解説をしていきます。
子どもの良い褒め方とは?
良くない例で紹介した、いつも話しているなにげない褒めをちょっと変えることで、子どもたちを褒められたと思わせます。要は褒められるという行為は、子どもが認められたと感じるかどうかがポイントです。では解説していきましょう。
先ほどの例です。
子どもが毎日好きで自発的に絵を描いています。そこで大人は『この絵を描く時にどこが一番難しかったの?どこから描いたらこんなに上手く描けるの?』と話すことがこの例にとってもっとも良い褒め方です。
えっ?褒めてないでしょ?
そうなんです。人間は得意なことは人に教えたいんです。相手が好きでやっていることは口を出すのではなく口を出してもらうことが非常に有効的です。褒めるという行為はなんでもかんでも相手を認めてストレートに褒めるよりも、このように褒める相手に対してアドバイスを求め、どこが難しいのかを解説させることで、ほめられたと思わせるのです。ちなみに子どもたちは自発的に行っていたその行為自体に報酬を得ているわけです。
仕事でも相手が得意としていることをストレートに褒めるよりも、『教えてほしい・アドバイスがほしい』というような会話に持っていくとよいでしょう。
まとめ
子どもが好きなことをしている時には、ストレートに褒めるのではなく、好きなことをしている時には話をしてもらいましょう。これは子どもに気が付かれない間接的に褒める技術です。子どもは大人がその褒めの技術を使うことによって、その行為を続けます。
・子どもが好きなことをやっている時にはむやみやたらに褒めない。
・子どもが好きなことをやっている時には、やっていることを教えてもらう。
その子にとって得意だったり、好きなことを大人が『知りたい・教えて』となると、子どもはもっと教えたい!という気持ちになってもっと上手になりたい!となるのです。ぜひ参考にしてみてください。
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