子どもが将来よりよい生活を送ってもらうために、大人は子ども時代に何を学ばせておけば良いか悩むことが多いですよね。
私はその子が好きなことを好きなだけやれば良いという考えですが、ある程度は他のこともできるようになってほしいと思うのは大人が思うことだと思います。
しかし、何から手を付けていいのか?
ということで科学的にも証明されている、やれば将来的により良いスキルが身につく3つをご紹介していきたいと思います。
①音楽は脳機能を高める
子どもの能力を上げる一つ目のスキルは音楽です。
音楽は脳の機能を高める効果があります。なんとなく聞いたことがあるかと思います。
音楽の中でも、ピアノやダンスが良いです。
なぜ音楽(特にピアノやダンス)かというと、ワーキングメモリーが上がります。ワーキングメモリーとは短期記憶能力のことです。脳の一時的保管庫短期記憶をつかさどっている場所のことで、ワーキングメモリーの能力が高いと頭の回転が速くなります。判断能力が上がり、認知能力が高まりますし、メンタルも強くなり、感情のコントロールが上手になります。
子どもが将来成功してほしいと思うのであれば音楽をやるべきです。しかし、時間は数年単位でかかりますが、やる価値は多くあります。音楽を行うとワーキングメモリーを高めることが科学的にも証明されていますので是非お試しください。
②読書スキル
子どもの能力を高める2つ目のスキルは読書力です。
読書をすると頭がよくなるとか集中力が上がるということは言うまでもなく、みなさんご存じだと思いますが、読書ってそのほかに、頭がよくなったり知識が手に入ったりするイメージですよね。ごく一般的に広まっている読書の知識はそのような感じでしょうか?
実は読書という行動をとることによって得られる副産物はとても多いことがわかっています。なので読書はとても大切です。幼少期の早い段階から読書力をつけることで良い効果があるので、言葉がわかっていなくても子どもの頃から本を読む練習をしたほうが良いです。(ちなみに漫画でも良いようですが、漫画一択ということではなく幅広い本を読むことを想定しています。)
ちなみに読書で手に入る能力は、人生の満足度や質が上がります。そして社交性も身に付きます。
読書をすると将来的な年収が上がるという研究もありますが、読書と子どもの発達を家族単位で研究した結果によると、3歳から6歳までの子どもたちに読み聞かせを行うことで、その子のメンタルやストレスの値・子こども独特の問題行動が起きるか・感情のコントロール能力(嫌なことがあっても最適な行動がとれるのかどうか)ということと同時に親のメンタルも研究しました。
そこでわかったことは、その子のメンタルが安定し、ストレス値も軽減し感情のコントロール能力も安定しました。そして読み聞かせた親も自尊心(自分を認める能力)が高まりました。なので子どもに本を読み聞かせるということは親にとってもプラスになります。
ちなみに子どもに対して読み聞かせをする際、ただ読み聞かせをするのではなく、主人公の感情や、次の行動を考察させながら読むと、子どもの読解力は格段に上がりますので是非試して見てください。(本の内容や年齢等にもよります)
③数学スキル
子どもが早い段階で学ぶと良いとされているものは、数学です。数学的スキルが高いと人生で成功している人が多く、将来的に早い段階で学ぶと良いとされています。
ここまではなんとなく数字に強ければ、将来的に良いのではないか?ぐらいはみなさん思うことだと思います。
なぜ数学とデーター等を見ることができるからです。それじゃあデータだけみる勉強だけすればよいかというと、データーを分析するには色々な数学的スキルが必要となります。
データを見れる人は、分析ができるということになるのです。分析できる能力があれば、ほかの人と違う視点から理論的に物事を解釈することができます。
まとめ
どのスキルもやはり短期間で行えて、なおかつ即効性のあるスキルはありませんが、根気強く続けていくことが良い結果を作り出していくことは間違いないですね。
続けていくと言うことは、やっていて楽しいと思うことが重要です。楽しくなければモチベーションは下がり、長続きはしませんよね。もしくは完全に習慣化させるかのどちらかです。
長く楽しみながら、なおかつ、将来的に役立つスキルを身につけてもらえるように、大人のみなさんが支えてあげることが重要です。
子どもにとって大切なスキルはたくさんありますが、まずは上記の3点を説明させていただきました。どれもすぐに始められるものですが、短期間で身につくものではありません。子どもがこのことを長く好きな気持ちでいられるように、ちょっとずつ長く続けて行くことが一番の近道です。是非試してみてください。
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