子どものに良い習慣を身につけさせたいと思う大人はたくさんいると思います。(私もその一人です)
子どもを上手く誘導して、本人が楽しく習慣化できる方法があれば・・・と日々考えています。
ここではそんな『良い習慣化』を図るための進め方を紹介します。
子どもの習慣化とは?
子どもの習慣化とは良い習慣と悪い習慣があります。
基本的に人間は知らず知らずのうちに細かな習慣化された行動で動いていることが多く見られます。まずは自分を分析してみてください。朝起きて何をするか?私の場合、朝起きる→トイレ→洗面→コーヒーを入れる→朝食を作る→子どもたちを起こす・・・などなど、みなさんも振り返ってみると、ほとんど毎日同じような行動をすると思います。また、仕事のある日・仕事のお休みの日などにも分けられると思います。私たちはこの知らず知らずのうちに習慣化された行動が勝手に定着してその行動を行っています。この習慣化をうまく利用して、子どもにより良い習慣化を身に着けさせることで、学習や運動を毎日定期的にコツコツと行ってもらうことができるのです。
しかし、子どもに良い習慣化なんかできるのか?大人は同じような行動をしているけど、こどもは毎日違う行動をとってしまう。子どもの良い習慣化は難しい・・・。と皆さんが思っているかと思います。そんなお悩みを解決できる方法があります。
子どもの習慣化は難しくない?
子どもは大人と違ってとても柔軟な考えの持ち主です。柔軟ゆえに毎日違う行動をしてしまうかもしれませんし、自分のその日の気持ちのおもむくままに行動してしまうことも多く見られます。
親は毎日同じようなことで子どもに怒ってしまうことってありませんか?
『毎日、朝起きたら顔を洗いなさい!』って言ってるのに一向に習慣化されない。
こんなに毎日言ってるのに、こんな簡単なことも習慣化できないのなら、学習や運動はまず無理だわ・・・と思いがちですが、習慣化のテクニックがあります。これを上手く活用することで習慣化を図ることができます。
習慣化を図るテクニックとは?
習慣化を図るためには、やるべきことを明確にする必要があります。人間は基本的に聞いて覚え、頭の中に、その事柄を留めておくことは案外苦手です。
例えば子どもに『ご飯の後は歯を磨いておいてね』と話すとします。その後、そのことを忘れ、何かの遊びに夢中になってしまい、歯磨きをしていない子どもを見て、大人は『またやってない』となるわけです。
そこでやるべきことを視覚化します。その名の通り目で見てわかるようにします。人間はある程度視覚化されるとその通りに動く性質があります。上記のことで言えば、子どもは『ご飯の後は歯を磨く』ということはわかっていても、ご飯を食べ終える前にそのことを何かに気を取られ忘れてしまっている可能性が高いです。なので次の行動は歯を磨くことを絵でも文章でも視覚化してあげることで、情報を目で見てわかる形にすることでその行動が行いやすくするということです。
このように学校から帰ってきたらやることを子どもと一緒に考えておきます。(子どもと一緒に考えるというところが重要です。)これはマグネットになっており、終わったら剥がしていきます。
そのくりかえしをすることで、次にやることが明確になり、このボードを見ることで次に何をするのか一目瞭然です。
我が家の子どもたちはこれを使い、かなりスムーズに動けるようになりました。
子どもの習慣化には大人の支えが必要
子どもの習慣化を身に着けるためには視覚化が重要というお話をしましたが、もうひと大切なことがあります。それは良い習慣化を行えた際には認めて褒めることです。褒め方については今後深堀してお伝えいたしますが、とっても大切なことです。
習慣化を図るためには、大人も子どももなにかしらのメリットがなければ、その行為は定着しません。子どもは大人に褒められることで、その行為にメリットを感じ、徐々に習慣化できるということです。
まとめ
子どもの習慣化を図るためには、視覚的に提示することである意味簡単に行動に移すことができます。しかし、視覚的に提示するだけでは子どもにとってその行為を行うメリットは何もなくなってしまうので、褒めることでその行為の定着を図ります。
このやり方は、かなり有効的な手法になりますが、注意点が一つあります。
うまく行ったからと言って、何でもかんでも詰め込みすぎないことが重要です!
一つの行動が行えたら、次はもう一つというような感じで、一つずつ行っていくのが長く習慣化を図るポイントですので、ぜひお試しいただけたらと思います。
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